"二つの世界の衝突と融合"
1492年のクリストファー・コロンブスの航海以後、数千年間分離されていたアメリカ大陸(新大陸)とユーラシア・アフリカ(旧大陸)の間に巨大な生物学的交換が起きました。新大陸のジャガイモ、トウモロコシ、サツマイモは旧大陸の飢饉を解決し、旧大陸の馬、牛、豚は新大陸の生活様式を変えました。これがまさにコロンブス交換です。
しかしこの交流には致命的な代償が伴いました。旧大陸の天然痘、はしかのような病原菌が免疫力のない新大陸先住民の90%を絶滅させました。反面、交換された高カロリー作物は全世界の人口を爆発的に増加させました。今日私たちが食べるトマトパスタ(イタリア)やキムチ(韓国の唐辛子)はすべてこの事件なしには不可能だったでしょう。